
年数の経過した古い車を保有している人の中には、手放したいけれども手放せないと思っている方もいるのではないでしょうか。あまりに年数が経過してしまって古いので、買取に出しても値がつかないのではとないかと思っているかもしれません。しかし、多くのディーラーは10年以上経過した古い車も下取りで受け付けています。今回は古い車の下取りについてまとめてみました。
年数の経過した車も下取りに出せる?
確かに10年以上年式が落ちて、走行距離も10万kmを超えているような車は、なかなか高額買取とはいかないでしょう。しかし下取りに出せば、年数の経過した古い自動車でももしかすると値がつくかもしれません。
下取りの場合、自動車を引き取ることよりも車を売ることが主な仕事です。そのため、自分たちの販売している商品を購入してくれるのなら、多少古い車でも引き取りますよというディーラーもあります。
実際ディーラーの中には不定期でキャンペーンを実施している所もあって、低年式や過走行など問題のある自動車の下取りに力を入れていることもあります。3月の年度末の時など業績を少しでも伸ばすために、この手の下取りキャンペーンを実施しているディーラーは意外と多いです。
古い車の使い道
ここで一つ疑問に思うのが、年数の経過したあまり価値のない車を引き取って、どう処分するのかということではないでしょうか?古い車はそのまま中古車として売ろうとしてもなかなか売れませんが、ディーラーなどのプロの手にかかると、活用法がいろいろとあるものです。
一見するともはや価値がないと思われるものでも、修理をすればまだまだ使える場合も多いです。また自走するのが難しかったとしてもパーツを取り出して、例えば他の修理をする時にこの中古パーツを利用するといった使い回しもできます。
廃車する場合は?
また廃車にせざるを得ない場合でも、お金にできる方法もいくつかあります。例えば解体屋にお願いして、スクラップにしてもらいます。そうすると鉄くずになりますが、鉄くずを業者に売却してお金を作る方法もあります。スクラップ費用はもちろん掛かるものの、懇意にしている解体業者があれば、特別に安い価格で解体作業をしてくれるかもしれません。
税金が戻ってくることも
抹消手続きをする際に、もしかすると税金が戻ってくる可能性もあります。もし重量税を納税してあまり日にちが経過していないのであれば、還付金がかなり大きくなることも考えられます。
先ほど紹介した解体手続きの他にも、抹消手続きをする際には事務処理をする人件費もかかります。しかしこれらのコストを補って余りあるお金が戻ってくる可能性もあり得ます。このような事情もあって、年数がかなり経過した一見価値が全くないような自動車でも、ディーラーによっては引き取ってくれることもあるわけです。