
プリウスのようなハイブリッドカーの場合、2つのバッテリーが使用されています。それぞれの寿命はどのくらいなのでしょう。今回はプリウスのバッテリー交換の費用や修理期間についてまとめてみました。
ハイブリッド車にはバッテリーが2つある
まず補機バッテリーといわれるものは、いわゆる従来のガソリン車に搭載されているものと同じだと思ってください。こちらに関しては、4~5年くらいで寿命がくるので交換するように心がけましょう。
もう一つは駆動用バッテリーと呼ばれるもので、ハイブリッド車に搭載されています。高電圧になっていて、通常のものよりもかなり高価です。
ただし従来のガソリン車のバッテリーと比較すると耐久性に優れています。新品から10年以上経過しても問題なく作動しているものもありますので、こちらに関しては交換を考える必要はあまりありません。
プリウスのバッテリーを交換する費用は?
ではプリウスのバッテリーを交換した場合の費用ですが、補機バッテリーの場合であれば工賃込みで4~5万円といったところが相場になるでしょう。普通のガソリン車と比較するとやや費用は高めといえます。
駆動用バッテリーの場合、交換する必要はめったにありませんが、もし交換するとなると、かなりかかると思った方がいいです。新品で購入した場合、13万円程度かかります。しかもそこに工賃が加えられますから、実際の費用はもっとかかります。まとまったお金を出するくらいなら、思い切って車を買い替えることを考えてもいいかもしれません。
プリウスのバッテリー交換にかかる時間は?
プリウスのバッテリー交換をするにあたって、どのくらいの期間がかかるかも気になるでしょう。メカニックなどの意見を見てみると、作業そのものは3時間程度で完了するといいます。
しかし例えば部品を取り寄せるなどに時間がかかった場合には、納車されるまでに数日かかることも考えられます。
もし早く修理をしてほしければ、ディーラーに持っていくのが無難です。ディーラーであれば、作業に必要なものはすべてそろっているはずなので、スムーズに取り掛かれます。
事前にディーラーに連絡をしておけば、手配もあらかじめしてもらえるのでさらに納車までの時間が早くなります。うまくいけば午前中にディーラーに出して、夕方頃には受け取れるような状態になるかもしれません。
ハイブリッドカーはガソリン車よりバッテリー交換は高くつく
プリウスのようなハイブリッドカーは、ガソリン車のバッテリーと比較するとバッテリー交換費用がどうしても掛かります。安い商品を選べば、普通車の場合1万円以下で交換できることを考えるとやはり高めといえます。
もしそろそろ寿命に差し掛かっているというのであれば、修理だけでなく車そのものを買い替えることも検討すべきかもしれません。エコカーもどんどん進化していて、より燃費に優れた車種も販売されていますので。