
車のコンプレッサーの調子が悪い場合、修理が必要になりますが、不具合の原因によって、修理の方法も変わってきます。今回はコンプレッサーの修理費用や修理期間についてまとめてみました。
目次
車のコンプレッサーの不具合と修理
位置がずれている場合
コンプレッサーの調子がよくない場合、すぐに修理に出さなくても、中には素人の方でも確認できるケースもあります。実は車のコンプレッサーが動かなくなった原因をチェックしてみると、もともとあった位置からずれていることが原因であるケースが結構あるのです。
まずは、エンジンを切ったうえで、コンプレッサーがどこにあるかをチェックしましょう。位置が正常であれば、エンジンをかけたときにカチッという音がするはずです。もしこの音がしなければ、正しい位置からずれたポジションにきている可能性が高いです。場所を元に戻すのは、素人でもできないことではありません。
ガス漏れやガスが多すぎる場合
その他にコンプレッサーがガス漏れを起こしている、そのほかにガスが多く入りすぎてしまっていることが原因で作動しない場合もあります。ガスの量に関しては業者などに依頼してガス圧点検をしてもらえば、調整ができます。
修理に出す場合
その他、ベアリングの不良やコンプレッサーの一部が破損している場合は、自分で直すことは難しいので修理に出してしっかりとチェックしてもらいましょう。
修理代はどれくらい?
車のコンプレッサーが故障して、整備工場に修理に出す場合、診断費用と実際の修理費用とに分けられます。
診断費用
診断費用は、整備工場によってまちまちですが、だいたい相場としては1万円前後だと想定しておきましょう。
修理によって変わる修理費用
修理費用に関してですが、どのような処理を施すかによって変わってきます。先ほども紹介したようにガスの量がうまくいっていない不具合は割と多いです。ガスの調整を行う場合、5~8万円前後かかるのが相場です。
その他には、ベアリングの不良やそのほか内部が何らかの理由で破損している可能性も考えられます。このような場合には、修理だけでなく交換も視野に入れておかないといけません。ひどい場合だとコンプレッサーだけでなく、エアコンそのもの全てを取り換える必要も出てくるでしょう。その場合は8万円くらいの費用はどうしても掛かってしまいます。
修理期間はどれくらい?
ちなみに修理をするにあたって、車を出した当日に戻ってくることはまずないです。修理工場によっても変わってきますが、3日前後は戻ってこないと思っておいた方が良いでしょう。
費用も期間もある程度かかりますから、例えば新車から10年・走行距離も10万キロ以上経過しているものであれば、乗り換えを検討してみても良いかもしれません。せっかく直しても、また別の個所で不具合の起きることも十分考えられます。
修理代を考えると、売却してしまって、程度の良い中古車に買い替えてしまった方が長い目で見ればコストは安くなる可能性は高いです。まずは一括査定サイトなどで、今の価値をチェックしてみるとよいでしょう。