
中古車を買う時につい忘れてしまいがちなのが、自賠責保険などの諸費用が車の本体価格とは別にかかること。それぞれの費用の相場はどれくらいになるのでしょうか?今回は、中古車を買う時にかかる諸費用の相場についてまとめてみました。
中古車を購入する時の諸費用の相場
新車同様中古車を購入するにあたって、本体価格の他に諸費用がかかります。中古車の諸費用は、大きく分けると法定費用と手数料に分類できます。
法定費用
法定費用とは、車を持つことでかかってくる税金や自賠責保険料のことです。自動車税は、2016年時点で29500円から11万1000円で排気量によって異なります。自動車税に関しては、以下の記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
自動車重量税は、次の車検までの2年間を一括で支払います。こちらも車の重要によって異なり25200~63000円となります。また、車を購入する際に自動車取得税もかかります。こちらは基本的に取得価額の5%が課税されます。
その他の法定費用として自賠責保険料がかかります。これは、普通車の場合次の車検までの2年間で27840円になります。ちなみにこの自賠責保険料ですが、車を下取りに出したり売ったりする場合、次の車検までの残りの期間分の払い戻しを受けることができます。
手数料
もう一つの諸費用として、手数料があります。
まず中古車を購入した時に登録手続きをしなければなりませんが、販売店で代行してくれるのが普通です。この手数料の相場ですが、印紙代込みで15000円から3万円といったところだと思いましょう。
また、中古車を購入する場合、車庫証明の申請をしますが、これを販売店に代行してもらった場合手数料として1~2万円を相場として費用が掛かります。
その他にも購入した車を自宅に届けてもらう場合、納車費用が掛かります。納車費用は、5000円から15000円といったところが相場になります。
もしすでに車を持っていて、その車を買い替える形で中古車を購入する場合、販売店などで下取りをお願いするというケースも多いですよね。その場合は、下取費用として5000~15000円程度かかると思っておきましょう。
そして、最後にリサイクル費用が1~2万円かかります。
このように中古車を購入する場合、いろいろな費用が掛かりますが中にはコストを削減ができるものもあるので検討してみましょう。
削減できる諸費用とは?
まず法定費用と登録・リサイクル費用に関しては、どこも値引きに対応していないでしょう。しかし、車庫証明と納車の費用は交渉次第で値引きできます。車庫証明を自分で行うことで車庫証明の代行手数料がかかりませんし、車を自分からお店に取りに行けば納車費用もかかりません。
このようにうまく交渉して不必要なコストはなるべく削減することで中古車の購入時にかかる諸費用を安く抑えることができるでしょう。また下取り費用に関して、お店によっては値引き交渉に対応してくれる所もあるようなので、一応相談するだけしてみましょう。
見積書をチェックしよう!
通常中古車を購入するにあたって、お店から見積書を提示されるはずですが、見積書を見る時に総額がいくらになるかだけに関心を払う人も多いですが、内訳などもしっかり確認して、上で紹介した値引きできるポイントはないか、チェックしてみることでお得に購入できるでしょう。