
車を所有している人は、ご存知だと思いますがいろいろな税金を負担しています。毎年課税される自動車税だけでなく車検を受けた時に支払う重量税や自賠責保険の保険料などがあります。今回はこれらの税金が車を下取りに出した時に還付されるのかについてまとめてみました。
車の下取りですでに払っている税金は返ってくるの?
車に関わる税金は基本的に前払いで1~2年分のお金を一括で支払う形をとっています。ここで問題になるのが、途中で車を下取りに出した場合です。この時前もって支払っている税金はどうなるのでしょうか?
気になる税金の取り扱いですが、返ってくるかどうかは税金の種類によって異なります。
下取りの場合は自動車税は還付される
4月1日時点で車を持っている人を対象に課税される自動車税ですが、翌年の3月末日までの分をまとめて納税します。自動車税に関しては、もし3月以前に下取りに出した場合、月割で残り期間の還付が受けられます。
税額は排気量で決められます。例えば2.5リッター以上の場合、51000円の税金がかかります。もし7月に下取りに出した場合、還付金は34000円となってかなり大きな金額を取り戻せます。
ただし、中にはディーラーで下取りに出した際、下取り金額に既に含まれているお店もあるようなので、予め営業マンに確認しておいた方が安心です。
尚、軽自動車税の場合は月割の制度がありません。いつ下取りに出したとしても還付金を受け取ることはできないので、混同しないように気をつけましょう。
買取の場合は?
下取りに出した場合、税金は還付されることが多いです。一方買取に出した場合、査定金額の中に含まれていることが多いです。通常担当者から還付についての説明が査定金額を提示した時になされます。しかしもし特別な説明のなかった場合には念のため、質問しておきましょう。
重量税は?
重量税ですが、車のウェイトに応じて課税され、次の車検分を一括で前払いする方式をとっています。こちらの重量税ですが、普通車、軽自動車に限らず原則還付制度がありません。
もしできるだけ損をしたくないのであれば、次の車検のタイミングが近づいたところでディーラーに査定をお願いすると良いでしょう。
ちなみに中古を購入した場合、車検期間があればその期間中の重量税を負担する必要はないです。ただし一部販売店の中には、重量税を差し引いた見積書を提示してくる場合もあるようです。というのも、店によっては売却するときに、残り期間の税金を自主的に還付している業者も少数派ですがあるからです。
重量税を差し引いた見積書をもらった場合は、念のためすでに重量税は前のオーナーが支払っているはずと確認をしておきましょう。
自賠責保険料は?
自賠責保険料も車検ごとに一括で前払いをしますが、こちらも残り期間があっても還付は受けられません。このように種類によって取り扱いが異なるので、間違えないようにしましょう。