
車の車検は、新車の場合は3年後、その後は2年に1回のペースで受けなくてはいけません。車検を受けるにあたって気になるのは、費用ですよね。できれば少しでも安く抑えたいですが、車検の平均的な費用はどれくらいになるのでしょうか?
法定費用はどこの業者でも同じ?
車検の費用ですが、大きくいえば法定費用と点検整備費用の2つに分類できます。それぞれの平均価格について紹介しましょう。
法定費用とは、重量税や自賠責保険料、印紙代などの法的手続きで必要なコストです。こちらは車の種類によって異なります。
重量税と自賠責保険料、印紙代を含めた合計で見ると、2016年現在、
- 軽自動車は36270円
- 1トンまでの小型は45940円
- 中型で1.5トンまでが54240円
- 2トンまでが62440円
- 2.5トンまでの大型車は70640円
となります。ただし重量税に関して、減税対象車に該当するとこれよりも税額は安くなります。この法定費用はどこの業者に頼んでも全く同額です。
点検整備費用は業者によって大きな差が
もう一つの点検整備費用ですが、依頼する車検業者に支払う手間賃や、部品代などです。これはどこで車検を受けるかによって変わってきます。
ディーラーで受けるのであれば、平均で4万円から10万円くらいになります。フランチャイズ店や民間の整備工場に出した場合、平均は25000円から8万円といっ たところでしょう。
カー用品店やガソリンスタンドでも車検の受付を行っていますが、平均は2~6万円になると思われます。
ユーザー車検といって、自分で点検整備をするスタイルがありますが、この場合コストはゼロ円となります。ちなみにユーザー車検を代行で受けてくれる業者もありますが、こちらにお願いした場合には1~3万円のコストがかかります。
このようにどこで検査を受けるかによって、かかるコストもかなり変わってきます。
安全性なら、割高だがディーラー車検
ディーラー車検のコストを見てみると、他よりも群を抜いて割高な印象があるかもしれません。しかし自分が乗っている車種に関して知りぬいたメカニックがチェックをします。また専用の部品なども充実しているので、よりしっかりとした整備が受けられます。
しかも保証なども充実しているので、今後も安心して運転し続けられるでしょう。料金が高いのは、安心して運転をするためのコストと考えれば、それほど無駄な出費ではないと考えることもできます。
いずれにせよ、車検を受けるとなるとそれなりの出費を覚悟する必要があります。もしそれほど今の車にこだわりがなければ、車検前に売却して新しいものに買い替えるのも一つの考え方です。一括査定サイトなどを利用して、どの程度で売却できるかチェックしてみませんか?