
車の故障の中でもよくあるのが、オートマ車のミッションやマニュアル車のクラッチのトラブル。今回はミッションやクラッチが故障した場合の修理期間や修理費用についてまとめてみました。
マニュアル車のクラッチの故障
マニュアル車の場合、多少のクラッチの故障であればそれほど大きな支障はないかもしれません。しかし、症状が悪化すると日常の運転も厳しくなるので注意しましょう。そのままにしておくとエンストなども起こりやすくなります。
もしクラッチが滑るなどの故障が発生しているのであれば、整備工場やディーラーなどに持ち込んで新しい部品と交換するなどの修理が必要です。
修理費用はどれくらい?
車種によっても変わってきますが、修理費用の目安としては軽自動車で60000円から8万5000円程度、小型であれば7万5000円から10万円、中型になると8万5000円から12万円くらいが相場と言われています。
修理期間は?
ミッションが故障した時の修理期間ですが、部品の調達にある程度の時間が必要になることが多いので、数日くらいは見込んでおきましょう。ただし車のディーラーなど交換部品の在庫が充実しているような場合は部品の調達期間が必要ないので、小規模な整備工場などで修理するより早く終わるでしょう。
また整備工場でも修理に車を持っていく前に連絡しておけば、部品をあらかじめ揃えてもらえます。すでに部品がそろっていれば、遅くとも翌日、朝に修理に出せばその日の夕方までには出来上がっている場合もあります。
オートマ車のミッションの故障
オートマ車を所有している人は、クラッチ同様ミッションが故障してしまうことがあります。ミッションの故障もディーラーや整備工場で修理に出す必要があります。ミッションの修理期間もクラッチ交換と同じくらいだと思っていいでしょう。
しかし修理費用は少し高めになります。軽自動車であれば13万5000円から18万5000円程度、小型で25~30万円、中型だと28~32万円くらいが目安になります。修理費用が高いので、実際に修理をしてもらう前に一度見積もりを出してもらうと良いでしょう。
運転の仕方を変えて部品の消耗を最小限に
消耗部品はいろいろとありますが、その中でもクラッチはドライバーの運転の仕方によって消耗度合いが大きく違ってきます。クラッチの消耗をできるだけ抑えるためには、ペダルに足を乗せたままの状態で運転しないことです。
ペダルに常に足を乗せたままにしておくと、クラッチバンの消耗を早めてしまうのです。途中から自分の運転の仕方を変えるのは大変かもしれませんが、なるべくペダルに足を乗せるには変速の時だけにするように心がけましょう。