
車のブレーキをかけると、ブレーキパッドはすり減っていきます。どんどんすり減っていくとブレーキが効かなくなってしまいます。安全のためにはどうしても点検、交換が必要な部品です。今回はブレーキパッドの交換にかかる費用についてまとめてみました。
ブレーキパッドの交換の目安は?
車を安全に運転するために必要不可欠なパーツにブレーキがあります。このブレーキの部品の一部に、ブレーキパッドがあります。このパッドですが、長く使っているとすり減ってしまって、ブレーキの効きがわるくなってきます。
ブレーキパッドの交換ですが、普通車であれば3~4万キロ、軽自動車だと4~5万キロが一般的に交換の目安といわれています。そして新品のブレーキパッドは10mm程度の厚さがあります。これが5mmを切ったところで交換を検討しましょう。
ちなみに2mmになったら1か月以内、1mmを切ったらすぐに交換する必要があります。ブレーキを踏んだときにキーキーと甲高い音がしているのであれば、そろそろ危ないと思った方がいいでしょう。
ブレーキパッド交換の費用はどのくらい?
ブレーキパッドをディーラーや整備工場で交換する場合、2通りの方法があります。4輪全部を交換する場合と、フロントの交換だけというケースの2タイプです。
工賃は3500~7000円くらいになります。前輪だけの場合部品代として2000~1万円、4輪全部だと4000円~2万円が相場になります。つまり費用は5500~27000円くらいになるでしょう。
ブレーキパッドを交換するのであれば、ブレーキフルードのチェックを行った方がいいです。例えば適正値よりも下回っているとか、変色して劣化を起こしているようであれば、こちらの修理も併せて行いましょう。ブレーキフルードですが、600~2000円程度なのでそれほど大きな負担になるわけでもありません。
交換費用を安くする方法
ブレーキパッドの修理を依頼するにあたって、少しでも費用を安くしたいと思う人もいるでしょう。その場合おすすめの方法として、自分でパッドをカー用品店や通販サイトなどで購入して持ち込む手法があります。
ネット通販サイトを見てみると、工場で購入するのと比較して半額以下で販売されている場合も珍しくはありません。通販の場合、在庫を抱える必要がないうえ、人件費も最低限に抑制できるので低価格で販売されています。
自分でパッドを持ち込んで整備工場が作業してくれるかですが、もちろん行ってくれます。ただし工賃は上で紹介した相場よりも多少高くなるかもしれません。しかし部品代が半額以下に抑制できれば、トータルコストはかなり安くできるはずです。また一部工場では持ち込みでも、同じ工賃で作業を請け負ってくれる所もあるようです。そのような良心的な工場が近くにないか、チェックしてみるのもいいでしょう。